企画展「タイガー計算キ展」トークイベントを開催
2月10日(土)、小金井キャンパス講義棟において、科学博物館企画展「タイガー計算キ展」のトークイベントを開催しました。
このイベントは、工学部数理情報工学科(当時)において、コンピュータの計算理論を学ぶ過程に機械式計算機(タイガー計算器)を用いた、特色ある授業が行われていたことや、西村コンピュータコレクションの貴重性について、小谷善行名誉教授、中森眞理雄名誉教授と当時学生であった3名の方による座談会として開催したものです。
当日は、一般市民や本学関係者など約50名が参加し、10進法と2進法の比較から、プログラミングの設計において、計算理論を体感する教材として大変有効であったことをはじめ、実際の演習では長い演算を苦労しながら回し、レポート提出の大変さ、計算機の故障対応に追われた教員の苦労話など、会場がドッと沸く一幕もありました。終了後も計算器の前に集まり、操作を楽しむ様子が見られ、機械式計算機の教材としての有効性や、本学における情報工学教育の黎明期を知る貴重な機会となるなど、盛会となりました。
本企画展に関連し、2月17日(土)には科学博物館支援団体mussetによる「歯車で計算!?タイガー計算器を触ってみよう!」が開催されました。また、本企画展は6月1日(土)まで実施しています。