大学院農学府(修士課程)及び大学院連合農学研究科(博士課程)の進学希望者を広く募集しております。本研究室の研究に興味がある方はご連絡下さい

「植物におけるグルタチオン分解経路の同定および生理機能の解明」
 硫黄を含むトリペプチドであるグルタチオンは、植物細胞中で安定的に存在でき、有機態硫黄や窒素の貯蔵?輸送形態として機能している。このためグルタチオンの分解は、植物の硫黄栄養代謝や窒素栄養代謝に大きな役割を有している。しかしながら、植物体中での分解経路は完全解明されていない。そこで、グルタチオン分解経路とその生理機能の解明を、最新の分子生物学的な手法を用いて行っている。

「日欧ネットワークによる気候変動下におけるダイズ栽培技術革新」
 古くよりダイズ栽培を行っている日本と、近年ダイズ栽培が急速に広まっている欧州とで共同し、栽培技術向上のための研究を行っている。ドイツやポーランドの冷涼で乾燥した環境に適した根粒菌の単離解析、心土破砕がダイズ根圏に及ぼす影響、バチルスバイオ肥料のダイズ栽培への適応、緑肥のダイズ栽培への適応等について、農工大教員とライプニッツ農業景観研究センターZALF等との連携を中心とした共同研究である。

「グルタチオンが植物の重金属動態に与える影響の研究」
 東京農業大学の中村教授は、グルタチオンを根に与えると、植物の有害物質カドミウムの地上部への移行が低減すること、葉に与えると、人間にとって重要なミネラルである亜鉛が葉に蓄積することを見出した。本研究テーマでは中村教授らと共同で、これら現象のメカニズム解析を行い、人の健康につながる作物栽培への応用を目指している。

「種子への栄養元素輸送の品種間差の原因となるダイズ遺伝子の解析」 
 必須元素吸収の品種間差を調査し、ヒトの健康に資するミネラル成分をダイズ種子で増加させることに寄与する遺伝子の探索も行っている。

「バチルスバイオ肥料の植物生育促進機構及び農業への利用についての研究」
 横山正名誉教授との共同研究である。農工大で単離したバチルス属TUAT1株は、水稲をはじめとした作物の発根等を促進する。バチルス属バイオ肥料は芽胞体として長期保存が可能である。また死菌にも生育促進効果がある。TUAT1株をはじめとしたバチルス属細菌による植物生育促進機構を解析している。一部は、ミズーリ大学との共同研究として行っている。

「植物ー微生物電池開発のための研究」
 農工大工学部直井勝彦教授、沖田尚久助教、農学部の岡崎伸教授との共同研究である。日本各地の土壌から電気発生力の高い微生物を単離同定し、植物根が分泌する有機物を基質として電気を発生させ、微弱電力を蓄電できるキャパシタに蓄電させるシステムの開発を目指している。


「土壌中蓄積リンや、廃棄物中から植物へのリン供給を促進するリン溶解菌の単離と解析」
 イネやダイズ根圏からリン溶解菌を単離解析し、農業への応用に向けた研究を行っている。農工大工学部寺田教授や利谷准教授との共同研究において、活性汚泥中や発酵残渣中の養分を農業において再利用する資源循環のプロセスを促進できるリン溶解菌の単離や解析を行っている

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