2024年度
Anteriore
第20回飛行ロボットコンテスト 一般部門優勝(大田区長賞)+ベストデザイン賞(エアバス?ジャパン賞)
製作時期 : 2024年9月
カナード付前進翼という意欲的な機体。
塗装はブルーインパルスを意識したものになっており、同部門に出場したXiphosと対になっている。
固定カナードを装備し、エレボンとラダーにより制御を行う。安定性は抜群であり、見た目からは想像出来ない程優雅な飛行を見せてくれる。
予選、決勝共に、素晴らしいフライトにより1位を獲得し、その機体性能とパイロット性能を見せつけた。決勝では、高所物資回収を成し遂げた唯一の機体となった。
本来滑空が伸びにくいカナード機であるにも関わらず、非常に優れた滑空性能を有している。
加えて、超低速での飛行が可能であり、またポストストール時にはわけの分からない挙動も可能。見ていて楽しい機体の一つである。
試作を含めて生産数6機。
FlyingNoob
第20回飛行ロボットコンテスト 一般部門第2位(JSASS賞)+ベストクラフト賞(本田技術産業所賞)
製作時期 : 2024年5月~9月
2023のAvengerをさらに細身、主翼を大型化した普通の士の字型の機体。FlyingNoobとしては3号機であり1機のみが生産されている。
スパン1400mmと大型ながら重量は160gと異次元の軽量化がなされており、翼面荷重は0.55kg/m?となっている。
ちなみに昨年のAvengerが0.81kg/m?である。滑空性能がとにかく高く、体育館で無動力滑空26秒の記録を持つ。
運動性能も高く、ひこロボ動画審査で背面飛行を見せパイロットの安全性を示した。
設計製作操縦新万博体育_万博体育官网-【官方授权牌照】パイロットが担当している。見た目は普通だが徹底的な軽量化やフィルム貼り、翼厚比4%の主翼などこだわりは多い。
部内大会当日に完成し、圧倒的な滑空性能を魅せ部内大会優勝を勝ちとる。フィルム貼りがめんどくさく、2機目を作りたくなかったので練習で壊さないように祈りながらひこロボ本番機となった。
ひこロボ決勝では高所物資回収をしくじり、Anterioreに優勝をもっていかれたものの2年連続一般部門表彰台独占に貢献した。
機体名がこうなったのは某ストリーマーに似ていて響きがよかったため。部員からはnoobと呼ばれている。負けたからnoob。
Xiphos
第20回飛行ロボットコンテスト 一般部門第9位
製作時期 : 2024年8月~9月
個人製作のF-86Sabreから始まった後退翼機系列の一応の完成形。
名前の由来は、Sabre=剣を意味するギリシャ語から来ている。
ほぼ同形状の機体は、軽微な設計変更こそあったが、計4機製作された。
パイロットがほぼ一人で設計から製作までを行っていたため、スケジュールは非常に過酷な物になり、
特に大会機は多くの人の手を借りながら大会直前の三日で製作され、搬入日の前日に完成した。
塗装はブルーインパルスを意識しており、同部門出場のAnterioreと対になっている。
後退翼という翼平面形の都合上、デフォルトだと機首下げモーメントを生みやすいため、
捻り下げと主翼のエレボンでそれを補うという設計になっている。また、電池をなるべく後ろに入れ、重心を後ろにした方が飛ばしやすい。
ひこロボ予選ではパイロットが緊張の余りポール旋回を4回するというハプニングがありつつもなんとか決勝に進出した。
ステアリング機能付きの前輪により地上性能は優れていたものの、
決勝では回収装置の磁石がサーボのネジとリンケージに貼り付いたのが原因か回収に失敗し、
パイロットの腕の未熟さが露呈した第9位という無念な結果に終わった。
彼岸花
第20回飛行ロボットコンテスト 自動操縦部門第2位(JUTM賞)+ベストパイロット賞(スペースエンターテインメントラボラトリー賞)
製作時期 : 2024年9月
19回大会に出場したCygnusとほとんど同じ機体。昨年開発されたSkipper Wを用いた自動操縦を行った。
決勝では3つ全てのハンズオフミッション、自動離陸、昨年達成できなかった自動投下まで成功した。
大会直前の練習で3日間連続で機体を損傷させるなどのトラブルはあったが、本番まで何とか持ちこたえてくれた頑丈な機体。
機体が真っ赤な理由はカメラ認識しやすいのではというのと、パイロットが赤ってかっこいいよなと思ったから。