图片


2019年度
Alsomitra
2019年度飛行ロボットコンテスト一般部門出場機。滑空する種を作る植物が名前の由来である。
揚力を生まない部品は悪、というよくない思想の元生まれた無尾翼機。「水平尾翼は抵抗」
高揚力と安定性を両立する翼型の開発や、ブレンデッド?ウイング?ボディ、スパン1500mmにもなる主翼の捩れを抑えるフィルム?テープ等、3年間で培った技術がふんだんに使われている。 無尾翼機のため操縦性にやや癖があり、残念ながらパイロットからはあまり高評価評価でない。(こんな機体でも優勝できるフライトをしてくれて圧倒的感謝)

一般部門 優勝、ベストデザイン賞を受賞@第15回全日本屋内飛行ロボットコンテスト
Carmine
2019年飛行ロボットコンテスト自動操縦部門出場機
昨年の出場機にあやかり、ウィングレットとノーズコーンを赤く塗装したため「洋紅」という意味の「Carmine」と名付けられた。
試作機段階ではフラップが実装されたが、製作難易度などの関係で本番機での採用は見送られた。パイロット兼制作者が未熟だったし…
結果として、機体の多くの部分が昨年機Scarletの特徴を色濃く受け継いでいる
Scarletとの相違点として分かりやすいのが、巨大な垂直尾翼である。
Carmineの自動操縦時には、「LRF」を利用して自己位置推定を行っている。地上から機体を見つけ出すために利用しているLRFは、レーザー 光の反射で物体の有無や距離を判定する。 また、足回りやモーターを中心にあの「最強の男」が手を加えている。
予選中に尾翼を破損するも、決勝では2位という奮闘ぶりを見せてくれた。

自動操縦部門 準優勝@第15回全日本学生室内飛行ロボットコンテスト
Helenae
2018年度飛行ロボットコンテスト一般部門出場機。一昨年開発段階でボツになったティルトウイングによるVTOLを実現(したかった)
主翼を上向きにしたVTOLモードでは、機体に搭載したバッテリーボックスを移動させて重心位置を変化させ、ピッチ制御を行う。
「制御わからないマンでも作って飛ばせる」をコンセプトに制作され,マイコンやフライトコントローラを一切搭載しない完全手動操縦機 である
試験飛行では何度かVTOLに成功したが、安定してこれらを実現するまでには至らなかった。
やっぱり制御なしでは厳しかったよ......(制御を入れれば飛ぶとは言っていない)
機構が複雑なうえ非常に重いため一度落とすと壊滅的に壊れる.飛んでいる時間より修理している時間のほうが長い.
Black rock

2019年度飛行ロボットコンテスト出場機体。とある部員の化身。
機体フレームのカーボンのカットはまさに神業といってよい出来栄え。

マルチコプター部門 準優勝&ベストプレゼンテーション賞 @第15回全日本学生室内飛行ロボットコンテスト
Mdo-1
「主翼と水平尾翼を、垂直尾翼で繋げば胴体不要では?」という極端な思想のもと生まれたタンデム翼機。
安定性皆無の飛ばない失敗作となってしまったが、
製作者に機体の安定性に関する多くの知識をもたらした。(無胴体-1型)。
ひおうぎ
機体に合った名前を考えるのを諦めた、お花シリーズ第1弾。航空研最後の平成生まれ。
失敗した前作(Mdo-1)から得た知識を元に再設計されたタンデム翼機。
とりあえず飛ばすことを目的に胴体もちゃんと存在する。
2枚の主翼と、尾翼を持たない軽量さでもって低速性を発揮する予定だった。
しかし前翼が生む乱流が後翼に悪影響を及ぼすため大迎角時にはとても不安定となり、
低速飛行、着陸が苦手。
Faden
2019年飛行ロボットコンテストの自動操縦部門用の試作機として、計4機が製作された。(画像は4号機)
1号機はスロテッドフラップをはじめ意欲的な試みが多数取り入れられたが、製作難度が高めとなり量産に向かないためスプリットフラップ に換装した2号機が製作された。
その後、試験と改良を繰り返し、4号機では製作者を十分に満足させるバランスの取れた機体に仕上がった。
4号機はパーツ交換や小修理を繰り返しながら大会直前まで試験機として運用された。
scarletに比べエルロンの効きが格段に向上しており、推力も2倍近くに増加しているため、垂直上昇や宙返りといった機動も可能となって いる.
前年度の優勝機の性能をさらに引き上げるという高難度な目標を達成するために、scarletから大幅な機体の変更を余儀なくされたが、それ 故に納入先からの評価は芳しくなく、結果的にFadenは不採用となりCarmineが試合機として採用されることとなった。 機体名のFadenは、ドイツ語で糸を意味する。
Ju-52
ミニひこロボ出場にむけ短期間で仕上げるために箱型の胴体を持つ機体がモデルにされ、10日ほどで製作された。
乗用車で輸送するために主翼が胴体から取り外し可能。
細いピアノ線しか見つからなかったため主脚の構造が複雑になった。
当日飛行させてみると舵の利きが悪かったため、その場でラダーとエレベーターに発泡を付け足したというガバガバ設計。