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農学部生物生産学科卒業生が飼料米多収日本一で農林水産大臣賞を受賞しました

2019年4月1日

 本学卒業生の安納正広さんは今年の飼料米多収日本一となり、農林水産大臣賞を受賞されました。おめでとうございます!
安納さんは、農学部 生物生産学科作物学研究室(指導教員:大川泰一郎教授)で飼料稲の研究を行い、卒業後、栃木県において飼料稲などの栽培をされてきました。

■受賞名
 農林水産省 平成30年度 飼料用米多収日本一 単位収量の部 農林水産大臣賞

■賞の概要
 飼料用米の本作化を推進するため、飼料用米の単収向上や飼料用米を活用した畜産物のブランド化について優れた取組を表彰することにより、その結果を広く紹介するものです。

■安納正広さんからのメッセージ
 平成14年に大学卒業後、JA全農とちぎに勤務し平成24年に就農しました。現在、主食用としてコシヒカリ、とちぎの星、飼料用米として北陸193号の計9.7ha作付けし、加えて作業1haを受託しています。この度平成30年産飼料用米出荷で10aあたり901kgを達成し、農林水産省主催「飼料用米多収日本一」において収量全国一により農林水産大臣賞を賜りました。飼料米の生産はコメの需給調整の一環として推進されていたことで取り組みを開始しましたが、在学中に飼料稲品種クサホナミの研究に関わっていたことで、農業の現場ではどのくらいの収量をあげることができるか挑戦したいと思い応募しました。栽培では北陸193号を近隣で作付けする生産者がほとんど居らず情報が少ない状況で、休眠の深さ、高窒素栽培による病気の発生そして脱粒の多さに悩まされました。解決方法を探る中で、卒業してから随分経ちますが作物学研究室からもアドバイスを頂けたことにとても感謝しています。これまでもプール育苗、密苗と疎植、圃場の水位センサーの導入により省力化?低コスト化?労力削減を進めていましたが、現状に満足することなく常に改善点を考え農業に取り組んでいきたいと思います。

表彰式の様子
安納正広さん(左)と経営主の安納成一さん(右)

 

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